拙句掲載 / 「五七五の小説工房」 佳作

星冴えて客席ひとつだけの劇


双葉社 「五七五の小説工房」 第05回 佳作

2件のコメント

  1. 衒叟さん、こんばんは!
    佳作入選おめでとうございます!!!
    (私も1句投句しましたがダメでした)
    「客席ひとつだけの劇」
    この入選で、この句の席にぱっとスポットライトが当たったかのようで、
    不思議な感動を味わいました。
    「狐火」の時も雰囲気があって惹かれていましたが、
    「星冴えて」に変わって、演者の澄み切った没頭感と、観客の真心のこもった眼差しまで浮かんでくるようです。
    演者と観客のストーリーにも思いを馳せちゃいます。
    衒叟ワールド、堪能させて頂きました(^^)
    小説家の方であれば、この句からどんなストーリーを紡ぎ出すのか読んでみたいです。

    1. めぐるさん

      ありがとうございます。ブログで入選をお知らせいただくまで失念していました… 欲目を持たずに投句したことが奏功したのかもしれませんね。

      地理の季語である「狐火」を天文の「星冴えて」へ換えて、景を拡げてみました。中七と下五を一息にする破調は得意ではないのですが、丁寧に鑑賞いただいて措辞が浮かばれました。

      私が筆を執るなら、街の光の届かない山の夜、遮るもののない草原に無造作に置かれた椅子、満点の冬星を仰ぐたった一人の席、座る者だけに観える星座と神話の叙事劇、一夜の劇は明星とともに消えてゆく… と云うような夢想でしょうか。

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