拙句掲載 / 「伊勢俳壇」 入選

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からっぽの珈琲啜る青嵐

からっぽの こーひーすする あおあらし

「伊勢俳壇」 2016年07月02週 投句
2016年08月15日 伊勢新聞 掲載

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2件のコメント

  1. 衒叟さん、こんにちは!
    またまた入選ですね、おめでとうございます!!!
    「からっぽの珈琲啜る」、私もよくやります。
    「まだある」と思って口に運んだらもうなかった、ということもありますが、
    からっぽと分かっているのに、もう一度口に運んでしまうことも。
    「もうない」ことを確認しているのか、
    最後に漂っている香りを惜しんでの行為なのか、
    自分でもよく分かりません(^^;
    いずれにしても、次に進むための通過儀礼のようなものかも知れません。
    季語「青嵐」も、晴天の中、青々と茂る若葉を揺らす強風。
    次のステップに進もうとする時の、
    様々な気持ちがないまぜになっている、何とも言葉に出来ない感じと似ていると思います。
    次の瞬間には何らかの決断が待っている、そんな一瞬を切り取りながら、
    「青」の晴れやかさが明るい方向を示していて、立ち上がる時の軽やかさまで伺え、
    衒叟さんの力量に感じ入っております。
    ・・・あ~、喫茶店の薫り高い珈琲が飲みたくなってしまいました(^▽^;

    1. めぐるさん

      先月あたりから、採り上げられる句のみならず、「採られなかった句」を振り返って見直しています。その振り返りが相応しいものであるか確かめるため、地元紙へ投句を始めました。原句では「聖五月」を充てていましたが、推敲を経て「青嵐」と改め、伊勢俳壇へ投句しました。

      まだまだ多作に至らないものの、今季は 多作と精選の釣り合いを巧く図れていなかったため、投句数よりも推敲と反省に力を注いでいます。発想を拡げて作句数を積み重ねていくのも楽しいのですが、「試験前の不眠自慢」のような感も覚えるため、少しばかり作句と向き合う姿勢を検めたところです。

      めぐるさんも日々の作句を楽しまれていることと拝察しますが、「長距離走」ゆえ、ご自身の脚力と行先に応じて、急かず寛ぎながら鷹揚に味わってくださいね。これからも、めぐるさんの句に 明るく伸びやかな世界が広がることを楽しみにしています。

      掲句は、女性をオープンカフェへ誘ったものの 気の利いた会話に至らず 沈黙をつなぐためにコーヒーカップを口に運ぶ、と云う景から起こしました。俗な実体験でありながら、めぐるさんに崇高で清廉な解釈を与えていただき、嬉しく思います。拙句が救われました。

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