拙句掲載 / 角川「平成俳壇」 伊藤敬子先生 選 佳作

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貝寄風や鴟尾の跳ねたる仁王門

かひよせや しびのはねたる におうもん

角川 「俳句」 2016年08月号
「平成俳壇」 伊藤敬子先生 選 佳作

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2件のコメント

  1. 衒叟さん、こんばんは!
    こちらの「貝寄風」、また違った雰囲気で良いですね!
    美しく儚げにも思える名前からは意外なほど強い西風だという「貝寄風」。
    そこに、まったくもってどっしりとした「仁王門」を配する、目の確かさ。
    「仁王門」の「鴟尾」が、鬼の角のようにも思えたり、
    海のイメージで「貝寄風」と「仁王門」を繋ぐ役割を果たして見事と思ったり。
    物象のみを置いているにも関わらず、そこにある、ああ、全然うまく言えないんですけど、
    強い風にも揺らがぬものがあるという感動、その感動を心の支えにしたいような、
    さまざまな人々の願いまでが立ち上がってくるようで、圧倒されました!
    素晴らしい句を前に、あまりにも拙い感想しか書けずに申し訳ありません(><)

    1. めぐるさん

      仰るとおり鴟尾は、飛び上がる魚の尾が水面に出る姿を現わしていますから、弾けるような動きを持ちますね。伽藍を守る金剛力士(仁王)の逞しい動きと相俟って、強みを感じられます。八宗兼学の和宗総本山である四天王寺そのものの景も、大きいのではないでしょうか。

      貝寄風は柔らかさや虚しさも併せ持つところがありますから、勁さのなかの脆さをお感じいただいたのかもしれませんね。

      ありがとうございます。

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