拙句掲載 / 「俳句界」 夏石番矢先生 選 秀逸

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王墓なる壺中の天やましら酒


俳句界 2016年11月号 雑詠
夏石番矢先生 秀逸選、有馬朗人先生 佳作選

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2件のコメント

  1. 衒叟さん、こんばんは!
    またまた佳作入選おめでとうございます!!
    「王墓なる壺中の天」=王の墓という別世界
    「壺中の天やましら酒」=猿酒を呑んでいい気分♪
    中七がどちらにも効いているようで、多重構造の面白い句と感じました。
    「王」に対する「ましら」も何かこう、
    「お偉いさんのやるこた分かりませぇ~~ん♪」なような雰囲気を醸し出していて、
    見事な配置と思います。
    ・・・この頃ちょっと、職場でそういう思いをすることがちょこちょこあって、
    そんなふうに読んでしまいました、全然違っていたらゴメンナサイ!!(^^;

    1. めぐるさん

      お仕事されていらっしゃると、巧くいかないことやお気に召さないことも少なくありませんよね。責任感をもってお仕事に臨む人ほど、ご自身の現場や管掌を守るために 上司や組織と噛み合わない場面があるのかもしれませんね。

      お仕事には多様な組織力学や利害が働き合いますが、これらの多くは現場や顧客の内に最適解を抱えていると云われます。上席に対して疑問や違和を感じる めぐるさんのお気持ちは、ご自身にとっても お勤め先にとっても そのお客さまにとっても、とても大切なインサイトではないでしょうか。

      わたしは、事業会社において経営戦略や事業計画を推し進める一方、産業カウンセラーとして働く人々の気持ちや悩みに寄り添っています。定量的な理屈、不定量な感情。その双方に携わっていると、さまざまなことを感じます。仕事に際して「愚痴や不満」は敬遠されることが多いのですが、その気持ちや想いは 往々にして主体を現わします。そして主体は、ネガティヴと捉えられがちな愚痴や不満さえ、「詩」に昇華できます。

      俳句もまた、自身を写す鏡のような意を持ちます。もし俳縁と云うものがあるならば、お仕事で感じられたお気持ちを句へ映せる時が訪れるかもしれませんね。振り返ってみたとき、必要必然ベスト、過去オール善、の前向きさをお感じいただけるなら幸いです。

      ご様子を拝していると少しお疲れのように見受けられましたので、掲句の作図には触れず、私見を書き綴ってみました。お目汚しではありますが、ご参考までに。

      衒叟 拝

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