かはらけのあかがねいろやしづり雪

549 / かはらけのあかがねいろやしづり雪


読売俳壇 小澤實先生選
2017年01月05週 投句

3件のコメント

  1. 衒叟さん、おはようございます!
    「かわらけ」
    ①素焼きの陶器。②素焼きの杯。③酒杯のやりとり。酒宴。
    気心知り合った友人と銅色の杯を酌み交わす、静かな雪の夜・・・が浮かびました。
    それは、一人でいるのと変わらないくらいの二人だと感じました。
    「しずり雪」も、何と美しい日本語でしょう!
    色の対比が立ち上がるだけでなく、一句全体から静かで豊かに流れる時間・・・
    余計なものがすべて削ぎ落とされて、「これだけでいいや」と思えるような・・・
    そんな満ち足りた室内の空気に、こちらまで酔わせて頂きました、有難うございます!

  2. ああっすみません「しづり雪」でした!ギャー<(≧□≦)>

    1. めぐるさん

      いつも丁寧な鑑賞、ありがとうございます。

      色の対比を狙いすぎて 我ながらあざとい感も覚えたのですが、「静かで豊かに流れる時間」をお汲み取りいただき 救われました。まさに鑑賞の妙味によって生かされた掲句です。

      しづり雪、美しい季語ですよね。降り積もる雪が散り落ちる「動き」を含むため、取り合わせるのに苦労しましたが、器の色だけを記すことで句の型を保ちました。句作に慣れてくると欲目が強くなってしまい 饒舌になりがちなのですが、あらためて、モノに語らせることの難しさと深さを実感しました。

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