第66回「歴史読書会」に参加しました

2017年07月23日(日)に催された 第66回 「歴史読書会」 に参加しました。今回の課題図書は、伊東潤 『天地雷動』 です。


「歴読」は、時代小説や古典など、歴史に係わる本を解く読書会です。一冊の月例課題図書をめぐって、参加者のみなさんと様々な感想や意見を交わします。自身の意見を押し付けたり相手の意見を批判することは一切なく、和やかで穏やかな会話を楽しめます。

今月の歴読は、伊東潤氏の『天地雷動』。武田勝頼、徳川家康、羽柴秀吉、それぞれの立場と視点から長篠の合戦を描いた作品です。

名もなき侍大将である宮下帯刀が「四人目の主人公」として、物語に厚みや深みを与えています。歴史小説は、戦略・戦術・戦技のレイヤーにおいて戦略に焦点をあてることが大半ですが、軍配の行末を知らぬ一兵の立場や視点に、却って鮮やかな新しさを感じました。語られることの少ない勝頼について、皆で熱く意見を交わすのも、この作品ならではの醍醐味。自身の仕事に置き換えながら、長坂光堅についても話しました。


濃口泗寸 4sun.jp