小川軽舟 | 作句のアドバイス 2018年夏

毎日新聞出版 「俳句あるふぁ」2018年夏号

作句のアドバイス | あるふぁ俳壇 選をおえて


今回の私の入選作は取り合わせの俳句が多くなりました。日々の暮らしの中での発見や心情が、季語を取り合わせることで一つの場面として読者に伝わります。そのとき季語は作者の思いを表すものにもなります。ぜひ多くの季語に親しみ、取り合わせの手法になじんで、暮らしの一コマを生気あふれる俳句として見せていただきたいと思います。

一日が終わるとき、もう一度机に向かって、歳時記を傍らに今日のことを思い出してみましょう。なんでもなく過ぎていた一日に、たとえささやかであっても、さまざまな出来事があり、それに心を動かされていたことに気づくでしょう。そこから生まれる俳句は、人まねではない、作者自身の俳句になります。


小川軽舟