小川軽舟 | 選をおえて 2019春

毎日新聞出版 「俳句あるふぁ」2019年春号

選をおえて | あるふぁ俳壇 入選作品発表


吟行はどの季節でも楽しいものですが、春はことさら楽しいですね。立春を過ぎて、まだ寒い日が続いても、野道を歩くと、春の季語を次々に見つけることができてうれしくなります。家に閉じこもらずに、ぜひ外に出かけてみましょう。

吟行が苦手だと言う人も少なくないようです。吟行で句会をしても点が入らない。苦手意識がつのって、だんだん吟行が嫌いになってしまう。それではもったいない。

その場で句ができなくてもよいのです。たくさんのものを見て、いいなあと思ったイメージを頭に残す。それがいつか、いい言葉になって出てくるときが来ます。吟行では素直な目で見て驚くことが何より大切です。


小川軽舟 選