小川軽舟 | 選をおえて 2019夏

毎日新聞出版 「俳句あるふぁ」2019年夏号

選をおえて | あるふぁ俳壇 入選作品発表


俳句はけっして古くさい趣味ではありません。今を生きる私たちの詩です。自分自身の生きる現実から、血の通った素材を見つけてくることが大切です。

平成が終わって令和になりました。平成はどういう時代でしたか。激動の昭和に比べると、戦争がなくて穏やかな時代でした。総じて言えば、いつの間にか過ぎ去った時代だったと言えるかもしれません。

しかし、その平成の間にも、日本の現実は変わりました。家族のあり方も、会社での働き方も、老後の生き方も、すでに昭和とは違います。その先の令和はどうなのか。生きた現実に取材した俳句は、現代を映す詩になるはずだと思います。


小川軽舟 選